住野よるさんの小説「君の膵臓をたべたい」。60万部の大ヒットとなったこの作品、映画化され、7/28に公開されるそうです。

恥ずかしながら、筆者はこの作品を知ってはいたものの読んでいませんでした。。。

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なんか読まなかった

それは、「君の膵臓をたべたい」というあまりにもキャッチーなタイトルに気が引けたのと、難病もの、高校生男女の話である・・・など、なんとなく内容が想像できてしまうノベル的な感じがしたから。ノベルがいけないとかいうことではなくて、今読みたい性格のものとはちょっと違うかなということで、遠ざけていました。

映画のキャストを見ると、小栗旬さんと北川景子さん、浜辺美波さん、北村匠海さん。なかなか力が入った雰囲気がします。

そこで作品のことをいろいろ調べていると、著者の住野よるさんのこんなツイートを発見。

なるほど。そこまでおっしゃるなら・・・ということで、読んでみたんですが、

泣いちゃいました。

住野さん、ごめんなさい。お詫びにあまりいい印象を持ってなかった筆者が、この作品のいいところをご紹介したいと思います。
(ネタバレ基本なしです)


■原作について

【作者】

住野よる
著書には「大阪府在住の兼業作家。高校時代より執筆活動を開始。本作がデビュー作」と紹介されています。

過去のインタビュー記事などを読むと、性別は男性ですね。文章の雰囲気からもお若い方のような気がします。

Twitterもされてますね。こういうのを見ると、作家さんのイメージも変わったなあなんて。普通に楽しいです。


【あらすじ】

ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。まるで自分とは正反対の彼女に、僕は徐々にひかれていった。だが、世界は病を患った彼女にさえ、平等に残酷な現実をつきつける――。全ての予想を裏切る結末まで、一気読み必至!


感想

「僕」の変化

主人公「僕」がクラスメイト・山内桜良に引っ張られて変化していく様が、希望を感じます。
桜良ちゃんとの会話も多く、「僕」が発する言葉がなかなかいい。荒削りな感じもしますが、だんだん引き込まれていきました。

今風な文章

Amazonなんかでの評価が低いものはこの辺かなあと。

ちょっと話が違いますが、以前何かの番組で、RADWINPSの歌詞について「SNSが日常にある世代が作った歌は、歌詞が昔とは違う」みたいな評をされていました(いい意味で)。小説も同じような気がします。端的というか映像的というか。ラノベっぽいと言われればそうかもしれませんが、そういうものとして読んでみてもいいのかも。

文字が小さめでボリュームありそうに見えますが、文章のリズムに慣れると一気に読めました。

ラストの衝撃

余命を宣告された少女と少年の話と聞けば、大体想像するような?ラストではなかったです。登場人物それぞれの描写に泣きました・・・

余韻

読み終えた後、とても前向きな気持ちになりました。人と関わること、今を大事にすること、そんなことを再確認したような。それはこの作品が明るい方向を向いて終わっているかたらでしょうね。

あえて解決しないまま終わる作品もなありますが、この作品のように、大事なことに気付いたり、今後こうしようと思えるような明るい余韻のある作品は、手元に置いて時々読み返したくなります。

名言集

印象に残った文章をひろってみました。ネタバレになってないものに絞ったつもりですが・・・

・君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた私達を合わせたの。私達は、自分の意思で出会ったんだよ

・僕は今までの選択の中で自分から変わることを選んだのだろう

・彼女は彼女のままで凄い

・これから、僕が何をすべきなのか。彼女のため、家族のため、自分のため、何ができるかを考えた

・あああああああああああ!



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■映画について

【公開日】

2017年7月28日(金)

【キャスト】

山内桜良 浜辺美波さん
“僕”(学生時代) 北村匠海さん

恭子(現在) 北川景子さん
“僕”(現在) 小栗旬さん

映画版は、その後の「僕」が学生時代を回想するという構成になっているようです。

小栗旬さんの役は原作にはない設定。この作品は「僕」の心の機微がポイントだと思うのですが、そこを小栗さんが演じられるというのでとても興味をそそられます。小栗さんが出演される作品っておもしろかったと感じるのものが多いと思うは、筆者だけ?



よかったら読んでみませんか。




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