1月8日&15日放送の「関ジャム」で、「売れっ子プロデューサー独自の目線で選ぶ2016年名曲ベスト10」が放送されました。

ゲストは、蔦谷好位置さん・いしわたり淳治さん・tofubeatsさんの3人。

蔦谷さんは、ゆずやback numberなど80組以上のアーティストに携わる方。
いしわたりさんは、チャットモンチーのプロデュースを始め、SuperflyやJUJUなど作詞をメインに手がける歌詞プロデューサー。
tofubeatsさんは、森高千里やももクロなどのremixも手がける今注目のプロデューサーです。

蔦谷さんは総合的、いしわたりさんは歌詞、tofubeatsさんはリズム、とそれぞれの切り口でのランキングが面白かったです。

音楽のことなのでなかなか分かりづらいかもしれませんが・・・曲名だけでもご参考になれば^^;

 

■蔦谷好位置が選ぶ2016年名曲ベスト10

第1位 なんでもないや/RADWINPS

arrow001_01「マジでお前天才だな」と本人に言た曲
arrow001_01曲頭8小節ものアカペラ

曲頭のアカペラ、ヨナ抜き音階というキーの音から4つ目・7つ目の音を使わない日本らしい旋律を使っているそうですが、そこに一瞬7つ目の音が入り、引っかかりを作っているんだそうです。この手法は「上を向いて歩こう」にも使われているんだとか。

また、サビの「僕らタイムフライヤー 時を駆け上がるクライマー〜〜もういやなんだ」の「もういやなんだ」の部分のコード進行がすごいらしいんです。最後にコードにない和音がくる。いちばん音階の高いところで。最高潮であえて違和感があるコードをおく、その発想が素晴らしいそうです。だから蔦谷さん、大体の曲は一度聞くと弾けるそうですが、この曲は何回聞いてもわからなかったそうです。

そして、このコード進行が映画のストーリーともリンクするという深さ。蔦谷さんはこの曲を作った野田洋次郎さんに「お前は天才だ」と何度も伝えたそうです。

 

第2位 Die Young/KOHH

arrow001_01時代を象徴 世界が注目する若手No.1ラッパー
arrow001_01思ったことをストレートに表現する歌詞
arrow001_01世界のアーティストと多数コラボし海外で高評価

蔦谷さんによると「とにかく歌詞が面白くて、他の追随を許さないエネルギーがすごい」。

宇多田ヒカルの「忘却」という曲でもコラボされてているそうです。

 

第3位 鯨の唄/Mrs.GREEN APPLE

arrow001_012017年ブレイクの予感
arrow001_01全楽曲の作詞・作曲を20歳のVo&Gtの大森元貴が担当
arrow001_01平均年齢22歳で全楽曲をセルフプロデュース

 

第4位 リッケンバッカー/リーガルリリー

arrow001_01全員10代 メジャーデビュー前のガールズバンド

 

第5位 majority blues/チャットモンチー

 

第6位 No Problem/Chance the Rapper

 

第7位 In My Face/SALU

 

第8位 C’est la vie fest.七尾旅人/Kan Sano

 

第9位 LOSER/米津玄師

 

第10位 はきだめの愛/T字路s

 

 

■いしわたり淳治が選ぶ2016年名曲ベスト10

第1位 Have a nice day/西野カナ

arrow001_01どこを切ってもキャッチー
arrow001_01誰もが口にする言葉を歌に盛り込むセンスが秀逸

いしわたりさんいわく、「西野カナは天才。歌が単なる自己表現では終わっていなくて、こんな歌があったら誰かの暮らしがちょっと良い感じになるんじゃないか、という視点を常に持っている感じがして素敵です」。

 

第2位 みんながみんな英雄/AI

arrow001_01誰もが口ずさめるメロディーにシンプルで力強い歌詞が新鮮
arrow001_01作詞は広告代理店のCMプランナーが担当

いしわたりさんいわく、「広く世間に知れ、みんなが笑顔になる歌を作るのってなかなか難しい。きれいな言葉をまとめて形にするのは、簡単なようでとても難しい」。

 

第3位 前前前世/RADWINPS

arrow001_01存在しない言葉をサビの頭にする凄さ
arrow001_01なのに誰もが意味がわかる言葉を見つけるセンス
arrow001_01映画のストーリーとリンクする歌詞

 

第4位 STAY TUNE/Suchmos

 

第5位 蝶々結び/Aimer

arrow001_01蝶々結びの手順で人間関係を表現
arrow001_01作詞:RADWINPS 野田洋次郎

 

第6位 ラヴ・イズ・オーヴァー/JUJU

 

第7位 PERFECT HUMAN/RADIO FISH

 

第8位 金の愛、銀の愛/SKE48

 

第9位 魔法って言っていいかな?/平井堅

 

第10位 My Boo/清水翔太

 

 

■tofubeatsが選ぶ2016年名曲ベスト10

第1位 PPAP/ピコ太郎

arrow001_01ドラムマシーンの音色とカウベルの音量に只者ではない感

tofubeatsさんいわく、「リズムを刻む「ポン」というカウベルの音が、Roland TR-808というテクノやHIPHOPでよく使われているドラムマシーンの音。この音色とカウベルの音量を聞いて、DJ諸氏はピコ太郎が只者ではないと感じたはずです」。

このカウベルの音、DJからすると「これを使ってくれてありがとう!」というレベルだそう。30年以上前の機材を今も使うピコ太郎。プロデューサー?の古坂大魔王のインタビューしたところ、まさにtofubeatsさんが指摘した通り、カウベルはこだわって作ったポイントとのことでした。すごい。

 

第2位 24K Magic/Bruno Mars

arrow001_01新旧のスタイルが入り混じる景気のいい曲
arrow001_01途中でスネアドラムの音が半分になる

 

第3位 道/宇多田ヒカル

arrow001_01トップアーティストが新しい一面を魅せた楽曲
arrow001_01一見上品な曲だが、ソカやカリプソっぽいビートなのがとても新鮮
arrow001_01常に新しいアプローチをしているのが素晴らしい

ソカやカリプソって、カリブ海のカーニバル音楽で、これを融合しているのが今っぽいんだそうです。こういうニッチなリズムに目をつけて、J-POPに新しい風を送り込む宇多田ヒカルって。

別の曲ですが、急に四文字熟語が出てきたり、違和感があるのも特徴。ですが、「いい違和感」ってすごく大事だそうで、「こういうことを無意識でやれるって天才」といしわたりさんも評価されていました。

 

第4位 真夏の通り雨/宇多田ヒカル

 

第5位 Shut Up&Groove(feat.DEAN)/HEIZE

 

第6位 Cry&Fight/三浦大知

 

第7位 Don’t Touch My Hair feat.Sampha/ソランジュ

arrow001_01ビヨンセの妹
arrow001_01音を限りなく絞ったシンプルさ

 

第8位 恋/星野源

arrow001_01あえてテンポを速くし、踊りやすい曲に

 

第9位 Luv U Tokio/METAFIVE

 

第10位 サイレントマジョリティー/欅坂46

 

 

この番組、ミュージシャンやプロデューサーなどいわゆる音楽の玄人の方たちがゲストで出演されて、他の音楽番組にはない技術的な話をされるのが楽しみなのですが、宇多田ヒカルさんとRADWINPSの野田洋次郎さんはよく話題に上がりますね。今回のように「天才」と言われることも少なくありません。

惹きつけられる音楽って、ちゃんと理由があるんですね。天才たちに感謝です。